【意味】
山勘(やまかん)とは、勘にたよって、万一の成功をねらうこと。勘で、やまをかけること。また、そのさま。
【名前の由来語源・成り立ち】
山勘(やまかん)の名前の由来について、「山」は万一の成功をねらって事を行うことや偶然を当て込む予想の意味で、鉱脈を探る山師の仕事がギャンブル的であることからいう。その「山」と直感の意味の「勘」が合わさってできた言葉。
一説に、戦国時代の武将で武田信玄の軍師山本勘助の名に由来するというが、推測の域を出ない。
【用例・実例】
*縮図〔1941〕〈徳田秋声〉裏木戸・一「お神の芳村民子の山勘な遣り口が、何か本家との間に事件を起し」
【漢字辞典】
「やまかん」を漢字で書くと「山勘」と表記する。