【意味】
山の神とは、山を守りつかさどる神。または、口やかましい妻のこと(とくに結婚後年を経て口やかましくなった自分の妻)。
【名前の由来語源・成り立ち】
山の神の名前の由来について、本来は山を守り支配する神のことで、古くから畏怖の対象とされた。山の神の多くは女性で、醜く嫉妬深いことからたとえていうもの。
また、深山に住むという鬼女、山姥(やまうば)伝説にも関係があるとされる。
【用例・実例】
*滑稽本・八笑人〔1820〜49〕三・上「彼の吉原の心底方(しんていかた)より、まへった玉章(たまづさ)をツイ取おとしまして、山の神に取上げられました」
【漢字辞典】
「やまのかみ」を漢字で書くと「山の神」と表記する。