【意味】
用心棒とは、護衛のために雇っておく従者。特に、博徒などが、警戒のためにかかえておく武芸者。また、店などで、客の乱暴に備えて置かれる見張りの者。
【名前の由来語源・成り立ち】
用心棒の名前の由来について、もともと「用心棒」は、用心のための棒を意味し、本来、盗賊などに襲われた場合に身を守るために手元に用意する棒をさすが、転じて、トラブルに備えて 護衛のために身辺につけておく者のことも「用心棒」と呼ぶようになった。
なお、家の戸が開かないように、閉めた戸を内側から押さえておく棒もやはり「用心棒」である。
【用例・実例】
*死霊‐三章〔1946〜48〕〈埴谷雄高〉「映画館の用心棒をしているんだが」
【漢字辞典】
「ようじんぼう」を漢字で書くと「用心棒」と表記する。