【語源・由来・成り立ち】
善哉(ぜんざい)とは、関東では、甘味の濃いアズキのつぶし餡(あん)か漉(こ)し餡に焼いた餠を入れたものをいい、関西では、つぶし餡の汁の多い、関東でいう田舎汁粉をいう。ぜんざいもち。
【語源・由来・成り立ち】
善哉の語源については、
① 新年の喜び(善哉)であるからという説
② 出雲大社で小豆を煮た汁に餠を入れて神に供えた「神在煮」「神在餠」が「ぜんざいもち」に転訛したとする説
③ これを初めて食べた一休禅師が「善哉此汁」と言ったことによるとする説
など、諸説ある。
正月や誕生日に食べた記録も見えるので、祝意の込められた食品だったと考えられる。
【使い方・実例・用例】
*正月にはお雑煮という世間のイメージがあるが、うちでは善哉だ。
【漢字辞典】
「ぜんざい」を漢字で書くと「善哉」と表記する。