【意味】
造作(ぞうさ)とは、手間のかかること。骨折り。面倒。厄介。
⇒造作なく(ぞうさなく)
【語源・由来・成り立ち】
造作(ぞうさ)の語源・由来について、中国の古典では「作る」という意味で使われていた。
「作る=意識して作りだす」を表すとして使用され、日本では手の込んだ技巧の意味を経て、「手間、面倒なこと」を示すようになった。「造作なこと」「造作を掛ける」などと使われる。
【使い方・実例・用例】
よく使われる用例として「造作もない」「造作をかける」がある。
*歌舞伎・梅柳若葉加賀染〔1819〕大切「『なにサ、仕様もあらうが、見なさる通りだ。小遣ひにでもしなさい』『イエモウ、大きにお造作サ』」
【漢字辞典】
「ぞうさ」を漢字で書くと「造作」と表記する。