【意味】
杜撰(ずさん)とは、あやまり多く、いいかげんなこと。ぞんざいで手ぬかりが多いこと。
【語源・由来・成り立ち】
杜撰(ずさん)の語源・由来は、「撰」は詩歌や文章を著作し編集する意であるが、「杜」については説が分かれている。
宋代の詩人杜黙の作る詩が音律に合わないことが多いところから「杜撰」の語ができたとする語源説〔野客叢書〕によれば、「杜」は杜黙を指していることになる。
この他にも、道家の書五千巻を撰した杜光庭を指す説もあり、「杜」を人名と見る説が多いようである。
【使い方・実例・用例】
*国民の税金がなんともずさんな使われ方をしている。
【漢字辞典】
「ずさん」を漢字で書くと「杜撰」と表記する。