【意味】
業腹とは、非常に腹が立つこと。しゃくにさわること。いまいましいこと。また、そのさま。業。
【語源・由来・成り立ち】
業腹の語源・由来について、ゴウは「業」の呉音。「業火」は仏教語で地獄の罪人を焼く火のことだが、はげしく燃える火も意味している。
【使い方・実例・用例】
*歌舞伎・助六廓夜桜〔1779〕「業腹(ゴウハラ)な奴等だ。亭主め、ふんばりめらをみんなここへ連れて来い」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・中「ヘヘ、おそろしい。チョッ、あんまりがうはらだ。まけてやるべい」
【漢字辞典】
「ごうはら」を漢字で書くと「業腹」と表記する。