【意味】
差し詰めとは、結局のところ。落ち着くところは。つまるところ。表記は「さしづめ」でも「さしずめ」でもよい。
【語源・由来・成り立ち】
差し詰めの語源・由来について、もともと「差し」+「詰め」の組み合わせである。
「さす」は接頭語であり、動詞などの上に付いて、その意味を強め、あるいは語調を整える。「詰め」は最終的な局面のこと。
【使い方・実例・用例】
*竹沢先生と云ふ人〔1924〜25〕〈長与善郎〉竹沢先生の顔・一「それから先きの事はさしづめ神のみ知る事と、まあしておくよりないからである」
*ぼらのへそ〔1956〜57〕〈中野好夫〉金銭について・一「今でいえばさしずめアルバイト稼ぎだけで生活したことがある」
【漢字辞典】
「さしづめ/さしずめ」を漢字で書くと「差し詰め」と表記する。