【意味】
遜色がない(そんしょくがない)とは、見劣りしない、負けていない。
【語源・由来・成り立ち】
遜色がない(そんしょくがない)の語源・由来について、「遜色」は明治以降に使われはじめた和製漢語である。
「遜」はゆずるという意味で、「遜色」はゆずる様子、見劣りなどの意で、それがないということから見劣りしないという意味になった。
【使い方・実例・用例】
*草枕〔1906〕〈夏目漱石〉四「色も美事だ。殆んど羊羹に対して遜色がない」
*無常といふ事〔1942〕〈小林秀雄〉「この文を徒然草のうちに置いても少しも遜色はない」
【漢字辞典】
「そんしょくがない」を漢字で書くと「遜色がない」と表記する。